2020年05月14日 15:57更新

お得な倍返し！

妙高市は新型コロナウイルスの緊急経済対策として、市内の買い物で使えるいわゆるプレミアム商品券を来月発行することになった。5000円の商品券を買うと、その2倍、1 万円分の買い物をすることができる。

妙高市は新型コロナウイルスの影響で、市内の経済が落ち込んでいるとして14日、緊急の経済対策などを盛り込んだ補正予算案を発表した。額は約37億3,500万円。

このうち地域の消費活動を支えようと、プレミアム商品券の発行に約3億2,600万円を計上した。商品券は5,000円だが、実際は、価格の2倍、1万円分の価値があり、500円券が20枚つづりとなっている。市内の事業所でのみ使うことが出来る。購入は市民を対象に1人1回に限られる。例えば、4人家族なら4セット購入できる。発売は来月15日、市内の商工会議所や商工会、金融機関で取り扱う。使用期間は発売日から9月30日まで。

また、市内の水道と簡易水道料金の基本料金を期間限定で市がすべて負担することに。対象は家庭用や業務用などを合わせて約1万4,600件で、期間は来月から10月までの5か月間。市によると一般家庭の基本料金は1か月あたり1,000円から2,000円ほどだという。この事業には約1億650万円が計上された。

この他、売り上げが減少している中小企業を支えるため、一律10万円を補助する。対象は3月、または4月の売り上げが前の年と比べて50％以上減った企業。受付は来週18日から来月30日ごろまで。市では対象を約400社と見ていて、4,000万円を計上した。

この予算案はきょう開かれた妙高市議会臨時会で議決された。