2020年04月02日 18:24更新
上越市の地域おこし協力隊として今年度から活動する隊員2人に村山市長が辞令を交付した。採用されたのは東京都から林克彦さん46歳、京都府から森岡正和さん44歳。
このうち林さんは安塚区細野集落にある交流宿泊施設「六夜山荘」に配属される。地域の食材を活かした料理やイベントを企画しながら集落の情報発信などに取り組む。林さんは「もともとIT関係の仕事をしていた。農業人のイベントで上越の人と会ったのをきっかけに、自分のIT技術を生かして何かできないかと興味を持った」と話し、集落の人の印象については「よそから来た人に対し壁を作らず快く迎えてくれて、居心地が良い印象だった」と語った。
また森岡さんは吉川区大賀集落で農薬を使わない永田農法による米作り、さらに棚田の管理などにあたるほか、都市との交流イベントや情報発信も担当する。森岡さんは「調味料の材料などを自分で作りたい願望があった。永田農法で作った米を食べた時に、自分の求めていることができると思った」と志望動機について語った。
2人は今年度から3年の予定で集落に住みながら活動にあたる。 村山市長は「地域で溶け込むのは時間がかかる。根気よく続け、3年間で活躍できる人材になってほしい」と激励した。
林さん「活躍できるとしたら情報発信。ゆくゆくは農業も手伝い、暮らしが楽になる方法など住民の話を聞きながら変えられるところを変えていけたら」と話した。
森岡さんは「みそやしょうゆなど大賀の人が自分たちで作っている技術と自分が持っている経験を融合できれば」と語った。
安塚区細野集落は17世帯35人。吉川区大賀集落は5世帯12人と、どちらも高齢化が進んでいる。
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