2020年03月20日 19:54更新
上越の食文化として親しまれる食材のサメ、酒かす、そしてラーメンをコラボレーションさせた「上越発 わんたんフカソバ」が、上越市の麺屋あごすけで夜の部限定メニューとして20日から販売されている。
スープは、サメの皮を煮たコラーゲンたっぷりのスープと、鶏ガラスープをブレンドしたしょうゆ味。あっさりだが、魚介のコクとうまみが感じられるという。
具材のメインはわんたんで、中身はサメ肉とサメの魚粉を使っている。このほか、豚と鶏肉のチャーシュー、サメ節も盛られている。
ラーメンには妙高市の鮎正宗酒造の春限定の純米にごり酒「さくらいろ」の酒かすが、別皿で盛られている。かけるとスープの香りが引き立ち、コクが出るという。
「わんたんフカソバ」は、サメや発酵といった上越の食文化を多くの人に知ってもらおうと、上越市の麺屋あごすけ、一印魚市場、妙高市の鮎正宗酒造が協力して作った。上越市の料理研究家、井部真理さんがコーディネートした。ラーメンづくりに向け、関係者は去年12月のサメの競りの見学をはじめ、勉強会や交流会を重ねてきた。
井部さんは「地元の食文化を継承したいという、みなさんの思いが詰まった一杯です。サメのいいところだけを取り出した極上ラーメンを、ぜひ味わってください」と話している。
「わんたんフカソバ」は4月末までの限定販売。
上越発 わんたんフカソバ
■980円(税込)
■麺屋あごすけ 上越市下門前1650
■夜の部限定 17:30~21:00(4月末まで)
■水曜定休
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