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「湊町の寅吉」小川未明文学賞作者 未明の母校で著書寄贈

2020年02月05日 17:28更新

未明の母校で読み聞かせ!

昨年度の小川未明文学賞で大賞を受賞した「湊町の寅吉」が書籍化され、上越市内の小学校などに67冊が贈呈された。4日は作者の藤村沙希さんが未明の母校、上越市立大手町小学校を訪れ贈呈セレモニーが行われた。Still0205_00000「湊町の寅吉」の作者、藤村沙希さんは新潟市出身。受賞作は江戸時代の新潟にあった湊町を舞台に、いたずら好きの少年、寅吉の活躍を描いている。贈呈の後、藤村さんは大手町小学校の5年生を前に、自身の創作活動について語った。

20年ほど前、上越市で子育てしていたという藤村さんは地元の児童文学作家、杉みき子さんの童話創作講座に通ったことがきっかけで、物語を書くようになったという。そのうえで、当時作ったという絵本を読み聞かせた。内容は上越の貨物列車を主人公にしたもので名前は「もうちゃん」。人との交流を通してもうちゃんが貨物列車としての仕事を好きになっていく内容。絵は当時4歳だった藤村さんの子どもが描いたという。Still0205_00002その後、藤村さんは物語を創るヒントを紹介。「野良猫の話を書くとしたらその猫に名前を付けてあげる。例えば「くろまる」にしたら、このあと忍者屋敷に忍び込むのかな?など展開が膨らむ。貨物列車を「もうちゃん」にしたのは牛のようにかわいくて一生懸命働くイメージで名付けた」と藤村さんは話した。Still0205_000035年生の女子は「作家は物に名付けることで色んなアイデアが浮かんでくることがすごいと思った。作家になるのはすごく大変。本が好きな人が作家に向いているのかなと思った」と率直な感想を話していた。

藤村さんは「ここにいたときに絵本教室や童話講座に通うようになった」と作家のルーツが上越であると話しながら「何もわからないところから創作を始めた。大変だったが楽しかった。人生豊かにしてもらえたので子どもたちにもその楽しみを覚えてほしい」と子どもたちに物語の創作を促していた。Still0205_00001

今回贈った本は67冊、上越市のすべての小学校51校や市立図書館、公民館の図書室に配られる予定。

ご覧の記事の内容は2020年2月5日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 2月5日 19:00~2月12日 19:00まで)

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