2020年01月22日 04:35更新
上越市農業委員会は、鳥獣対策や後継者の確保など、農業者が直面する課題についての要望書を15日、村山市長へ提出した。
村山市長に要望書を出したのは上越市農業委員会の荒川俊治会長。内容は、鳥獣対策の強化や後継者の確保、ほ場整備など8項目。そのうち、鳥獣対策については、イノシシなどによる農作物の被害が大きいことから、防止柵の設置などを訴えた。荒川会長は「電気柵も罠も女性が免許を取ってやっているが、獣の始末ができない。雪が少ないとどうしても被害が出る」と話した。
村山市長は「鳥獣対策として、里山を整理することで集落から離す」と対応策を述べた。
このほか、農家の後継者問題は深刻だとして、県の農業経営相談所と市の連携を強化してほしいと訴えた。これに対し、村山市長は「大学や専門学校へ求人を出すなどしている。しっかり取り組んでいきたい」と応えた。
荒川会長は「後継者不足が一番問題。市・県・国と我々が目的をどこにおくか。解決方法を考えないと前に進まない」と今後を見据えた。
農業委員会ではこのあと、県や農協に対しても同様の要望書を提出する予定。
※ご覧の記事の内容は2020年1月16日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 1月16日 19:00~1月22日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.