2019年12月12日 18:47更新
そばにある危険スポット、みつけました!
通学路や公園などで犯罪にあわないよう、上越市立里公小学校の児童が、子ども目線で地域安全マップを作り、12日発表会を開いた。
安全マップを作ったのは里公小学校の4年生25人。児童は、この10月から通学路などに危険な場所が無いか、自分たちで調べたうえ、それを地図にまとめた。
調査では、犯罪学が専門の立正大学、小宮信夫教授を講師にまねき、公園や神社など6か所で犯罪者が目をつけるポイントを教わった。
小宮教授は「犯罪者が現れる場所の条件は2つのキーワードで表せる。『入りやすい場所』と『見えにくい場所』。これが子どもが危険を判断するものさし」だと話す。
12日は、上越市や妙高市の小学校教員など約70人をまえに、4年生が班ごとに危険な場所を発表した。4年生は、三和スポーツ公園の自動販売機を例に挙げ「不審者がジュースを買ってあげると言って子どもはだまされる。誰でも出入りできるので不審者が入りやすいし、まわりから見えにくい」と説明した。
4年生の担任、小川千晶教諭は、児童がマップ作りを通じて、自ら危険を予測し、避ける力を身につけてほしいと話している。
4年生は「三和区には危険な場所がいっぱいあると思った」「『入りやすい』『見えにくい』が大事だと初めて思った」と話した。小宮教授は「ほかの学校の児童は安全・危険は人を見て判断すると思っている。里公小学校の4年生は理解できているので、あとは、景色をみて80% 、90%と精度を高めるだけ」だと呼びかけた。学校では、このマップを地域住民と共有して、児童の安全確保に努めていくということ。
※ご覧の記事の内容は2019年12月12日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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