2019年12月06日 19:34更新
上越市清里区の梨平集落で、地域につたわるしめ縄づくりを、上越教育大学附属小学校の5年生が6日、体験した。
附属小学校の5年1組35人は農村の生活文化を学ぼうと、今年度、清里区の梨平集落に月に2回通っている。
これまでに田植えや稲刈りをはじめ、市の無形文化財で伝統芸能の「梨平古代詞」に参加して笛や太鼓の演奏、踊りを学ぶなど、住民と交流してきた。
この日は、新年に向けてしめ縄づくりに挑戦。児童は、わらを5本ずつ束ねたあと地元の名人5人に教わりながら、縄をなった。
児童は「慣れないので難しい」「縄を手のひらで滑らせると綺麗に結べると教わった」と話し、作業を進めた。
梨平集落では、昭和50年代までしめ縄づくりが盛んだった。この日使ったわらは、児童が稲刈り体験のあと学校で乾燥させたものだ。児童は慣れるにつれてわらを増やし、太いしめ縄を仕上げた。
しめ縄を完成させた児童は「おばあちゃんにあげたい。教えてもらい感謝しています」と話した。
梨平町内会の綿貫正栄会長は「交流が深まり、児童が来ることを楽しみにする住民が増えてきた。今日の経験を大切にしてもらい、梨平を忘れないでほしい」と話した。
このあと、児童は感謝の気持ちを込めて会場の公民館を掃除した。
※ご覧の記事の内容は2019年12月6日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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