2017年04月10日 10:13更新
上越市の里山に魅了され大島区田麦集落に移り住んだ若夫婦が、農家民宿の開業に向けて準備を進めている。
夫の牛田光則さん(33)と妻の詩歩さん(29)。ふたりは昨年3月に上越市大島区の田麦集落の古民家を購入し、大島区に移住した。光則さんは東京小金井市出身、詩歩さんは茨城県つくば市出身の移住組。
元々農家志望だった詩歩さんが、上越市吉川区でコメ農家の研修を受けたのがはじまり。当時友人だった光則さんを農業の道に誘い、大島区に移住を決断した。ふたりは今年3月15日に「うしだ屋」という名前で開業し、今年度から独立農家としてコシヒカリの生産・販売をはじめる。秋からは古民家の自宅を改装して農家民宿の開業を計画している。
開業にあたり「山林の整備」と「エネルギーの地産地消」をつなげようと、民宿に薪ボイラーを導入する計画で、インターネットを通じて資金を集めるクラウドファンディングで支援を呼び掛けている。最終の目標金額は145万円。10日現在、70万円以上が集まっている。支援の最低金額は3,000円から。宿の割引券や低農薬のお米などが返礼品として設定されている。募集期間は5月19日(金)まで。
【クラウドファンディングCAMPFIRE】
https://camp-fire.jp/projects/view/24051
ふたりは、「都会から訪れる旅人が、古き良さを残すこの土地の人々や風景と“つながる”場所にできたら」と話している。最終目標は、雪国新潟への移住者を増やすこと。そして過疎化が進む地域集落の後押しをすることだという。
(2人の紹介は下記より ↓クリックで拡大)