2019年10月10日 17:25更新
上越市立谷浜小学校の児童が10日、体験学習で進めてきた義の塩づくりの成果を、活動を支援している越後春日山ロータリークラブのメンバーに発表した。
発表したのは6年生7人。谷浜小学校では毎年9月に6年生が、上杉謙信公が宿敵、武田信玄に義の塩を送ったエピソードにちなみ昔ながらの塩づくりを体験している。
この活動には、越後春日山ロータリークラブが資金援助や作業の手伝いをしていることから、毎年、学習成果をロータリークラブのメンバーに発表している。
今年は6年生が自作の寸劇を通じて成果を発表した。
内容は、塩づくりを学ぶ児童が戦国時代にタイムスリップし、上杉謙信から直接塩づくりを教わるもの。この日のために児童は2週間かけてセリフを覚え、小道具や衣装も準備してきた。
劇の後半には武田信玄も登場し、義の塩を送るシーンも出てくる。
児童は「不安だったので、拍手をもらえてうれしい。谷浜に義の塩があるのは貴重なこと。他の学校では体験できない。義の塩を誇りに思う」と話していた。
越後春日山ロータリークラブの田辺剛 会長は「活動を通じて児童は塩づくり以上のことを学んだよう。今後の学習に生かしてほしい」と称えていた。
谷浜小学校では来年以降も義の塩づくり体験を続けることにしていて、ロータリークラブも支援していく予定だ。
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