2019年10月03日 17:18更新
香りがたまりません!
酒蔵や酒店の軒先に吊るす「杉玉」作りが3日、上越市西城町の武蔵野酒造で行われた。
杉玉は、新酒ができたことを知らせるもの。武蔵野酒造では自社銘柄である「スキー正宗・入魂」ができると毎年、取り扱い店と杉玉を作っている。きょうは市内の6店が参加した。
作り方は竹で作った骨組みに、青々とした杉の葉を隙間なく詰めていく。最後になると詰めにくくなるため芯の強い葉を選んでいくことがポイントだという。丸い形に刈り取る最後の仕上げで、その人の好みの大きさになる。
杉玉は1つ作るのに約2時間から3時間かかり、大きいものになると1日掛かるという。
これまでに10回ほど杉玉を作ってきた酒の店いしかわの石川洋一さんは「知っている人は『今年も出来たね』。知らない人は『これなんですか?』と聞いてくる。新酒ができた時の目印なんですよと話し、会話がはずむ」と、杉玉が客と会話をするきっかけになるという。
出来た杉玉はそれぞれの店の軒先に吊るされる。杉玉ははじめ緑色だが、日が経つにつれ茶色になっていく。そのころは、新酒が熟成されて、飲み頃になるといわれている。
杉玉の変化と合わせて味の変化を楽しむのも良い。
※ご覧の記事の内容は2019年10月3日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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