2019年08月04日 22:40更新
江戸時代の参勤交代のルートをリレー形式で歩くプロジェクト、「加州大聖寺藩参勤交代うぉーく」の一行が4日上越市に入り、地元の支援者約50人と一緒に二本木駅から本町7丁目までの16.5㎞を歩いた。このプロジェクトは石川県立加賀聖城高校の生徒たちの発案で地元、大聖寺藩の参勤交代を再現して歩くもの。行程は540㎞、東京・日本橋を7月29日に出発し、加賀市までの1都6県、旧中山道、北國街道、北陸街道を2人1組で約20㎞ずつ、リレー形式でたどっていく。行程のちょうど中間に位置する上越市では市民の有志が全国で最初にこのプロジェクトの支援に乗り出し、2月からサポーターや一緒に歩く歩行者を募ってきた。
中郷区の二本木駅では上越の区間の出発式が開かれ、呼びかけに応じて集まった上越地域の約50人と石川県から応援にきた約50人の100人以上が高校生に続いて参勤交代に参加し、二本木駅から本町7丁目までの16.5㎞を歩いた。
沿道のサポーターを入れると上越の支援者は100人を超える。本町に入ると江戸時代の町人姿に扮した商店街関係者も加わり、本物の参勤交代さながらにこの日のゴールを目指した。石川県からの参加者、大聖寺実業高校2年の髙本康生さんは「めっちゃ疲れたが、上越市は良い町。町並みもきれいだし、いろんな店もあるし、人もやさしいし、住みたいと思った。(参勤交代については)昔の人はタフやったんやなと思った。」と感想を話していた。 ゴール地点はかつての加賀街道、奥州街道、北國街道の分岐点にあたる場所。会場には多くの人たちが駆け付け、拍手で参加者を出迎え歓迎式を行った。
このプロジェクトの西田浩之実行委員長は「上越の人たちにすごい背中を押してもらった。上越の最初の返事でこの規模の会になった。行程の中盤はだれるものだが、ここでこういう集まる会を催してもらってみんな気持ち引き締めて最後までがんばれると思う。」と笑顔を見せていた。歓迎式には花角新潟県知事も駆けつけ、「高田においでいただく、それを迎える高田の人たちの盛り上がりがすばらしい。このイベントをひとつのきっかけにして石川県、新潟、上越市の交流がますます広がって、経済も社会も潤うような関係が作れれば。」と話し、参加者と支援者を労っていた。上越のサポートを手がけた永見完治運営委員長は「みんなきょうの感動を忘れないという。新幹線の延伸すればチャンス、交流が加速していければ。これが始まり。」と話し、今後加賀市の人を高田公園の観桜会に呼び込んだり、上越の人を加賀市の温泉に送るツアーの企画をしていきたい考えを示していた。
一行は5日、本町からうみてらす名立までの約23㎞を歩く。加賀市には11日に到着する予定。
※ご覧の記事の内容は2019年8月5日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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