2019年07月08日 15:31更新
本格的なレジャーシーズンを前に8日、頸北消防署が柿崎漁港で水難救助訓練をおこなった。
訓練には頸北消防署の隊員20人ほどが参加した。訓練の目的のひとつが離岸流への対応。
男性が離岸流で沖に流され溺れている状況を想定し、いかに救い出すか。はじめは浮き輪を投げるが、刻一刻、岸から離れていく男性の向こう側まで届かない。
その後、ロープを体にしばりつけた隊員が泳いで、救助に向かう。
頸北消防署によると柿崎漁港近くにある上下浜海岸は離岸流の発生する確率が他の海岸に比べ高いということ。
この日、新人の隊員などが「柿崎・大潟周辺の海岸の特徴として岸から2m~3m沖に出ると急に深くなる。特に背の低い子供にとって溺れやすい。こういった特徴を忘れないで」と浜の地形や離岸流の説明を受けた。
次にテトラポットの上で釣りをしていた男性が転落し、溺れている想定。テトラポットは足場が悪く危険だ。隊員は救助資材を抱え、テトラポットの上をすばやくも慎重に救助に向かった。
最後はハシゴをかけ、釣り人を救助。
頸北消防署の小林春栄署長は「管内に海がある。何かあったときは初動対応にあたり救助に向かう。まずは早い通報をお願いしたい」と呼びかけた。
頸北消防署管内では、昨年度釣り人3人がテトラポットから転落して、救助されている。
※ご覧の記事の内容は2019年7月8日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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