2017年03月01日 17:55更新
約30年にわたって毎朝、妙高市立新井南小学校の前で安全パトロールをしてきた峯村七郎さん(92)が2月に引退し、学校から感謝状と花束が贈られた。
峯村さんは、定年退職後に母校の新井南小学校前の横断歩道に立ち、児童の登校を見守ってきた。2年前にガンの手術をし、安全パトロールを休んだ時期もあったが、手術後は順調に回復し、今年2月に92歳を迎えるまで約30年間続けてきた。
「文峯堂(ぶんぽうどう)」という文房具店を経営していることから、児童からは「文峯堂さん」の愛称で呼ばれ、朝に欠かせない存在になっていた。
「地域の中の自分たちのおじいちゃんのような存在だった。運動会やマラソン大会の前に頑張ってねと応援してくれた。」と思い出をふり返った。
峯村さんは「学校に無事に入っていく児童の姿をみると、今日も何事もなく良かったと毎朝感じた」としみじみと話した。「今後も児童が一生懸命学ぶ姿を近くで支えていけるような活動をしていきたい」と笑顔を見せていた。
※2017年3月1日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~