2019年02月05日 18:04更新
上越市の高田公園の名前を「高田城址公園」に変更してほしいと5日、公園周辺の町内会でつくる団体が市長に要望した。
要望したのは、かつて武家屋敷があった17の町内会でつくる「『高田城址公園』を要望する会」。会では、高田公園が市民の憩いの場として親しまれている一方で、城下町の歴史が市民に知られていないことを指摘、その上で歴史を全国に発信するために名称を「高田城址公園」に変更するよう求めている。
この日は、高田開府400年祭の元実行委員長で郷土史家の植木宏さんも同席した。植木さんは徳川家康の六男松平忠輝が築いた高田城の歴史的重みを強調し、あらためて名称変更を訴えた。
これに対し村山市長は「要望に違和感はない」としつつも、「高田公園」の名称が70年間親しまれてきたことや行政主導で公園の名称変更をすすめ反対運動が起きた岩手県の例を挙げ、あくまで市民が主体となって変更の話しをすることが大切だとし、理解を求めた。
会の代表世話人 阿部利夫さんは「簡単にはいかないと思うが、いずれ高田の人に城址公園と呼ばれるようになってもらいたい」と話し、城を大切にし城を活用してまちが元気になることを望んでいた。
会では、城址公園がある全国の町と交流するなどして名称変更の機運をさらに高めていくことにしている。
要望にたちあった植木宏さんは3年前に約3,800人の署名を集めて同じような要望書を市に提出した経緯がある。
※ご覧の記事の内容は2019年2月5日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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