2019年01月24日 16:24更新
あさって26日は「文化財防火デー」。これに合わせて24日、上越市の本願寺国府別院で消防訓練が行なわれた。
「文化財防火デー」は70年前の1月26日、奈良県の法隆寺で火災が起きたことを受け、定められた。この日に合わせて、全国で寺や神社の消防訓練が行なわれている。
この日の訓練は落雷で本堂から出火し、逃げ遅れた参拝者がいるという想定で行われた。本願寺国府別院には、親鸞聖人に関係する軸などが保管されている。
訓練に参加したのは、上越北消防署と南消防署から23人。住職などが文化財を持って寺の外に避難したあと、消防車両7台が到着し、寺の隣にある池の水を利用して消火作業にあたった。あわせて、逃げ遅れた人をすみやかに救出した。
本願寺国府別院の中岡順忍住職は「訓練を通して防災意識を高めたい」と話した。また上越北消防署の小島修一署長は「積雪がない中、地域の特性でもある強風の中で訓練ができ、有効だった。今後も貴重な文化財保護に努めたい」と振り返った。
上越消防の訓練は、今月中に6か所の神社や寺などで行われる。
※ご覧の記事の内容は2019年1月24日(木)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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