2019年01月20日 19:00更新
上越市出身の童話作家、小川未明の作品を題材に、地元の児童が制作した絵画などの展示会が20日、上越市の高田まちかど交流館で開かれた。また、表彰式が開かれ児童に賞状が手渡された。
展示会は地元の童話作家、小川未明の世界に触れ、想像する力につなげてもらおうと、高田文化協会が初めて企画した。作品を制作したのは大町小1年生、4年生、6年生、大手町小6年生、高田西小2年生。児童は制作を前に、題材の童話「月夜とめがね」を読んでいる。
「月夜とめがね」は、月の明るい夜に針仕事をしていたおばあさんが、幻想の世界を見ることができる不思議なめがねを手に入れるファンタジーだ。会場には絵画159点とダンボールで作られた長さ1メートル以上のめがね6点が展示された。
表彰式では、絵を描いた大手町小と高田西の児童12人、それにダンボールでめがねを作った大手町小が団体で優秀賞に選ばれ、賞状が手渡された。
童話の中では、蝶が少女に姿を変えて登場する場面がある。優秀賞の大町小1年の広瀬楓果さんは、その蝶と少女をレンズに描いた。
また、優秀賞の高田西小2年、浅見萌結さんが描いたのは、黄色いふちが特徴のめがね。月と夜をイメージした色合いとデザインにした。
大手町小6年生は、48人がグループごとに制作した。
高田文化協会では「今回の作品制作をきっかけに、小川未明のほかの作品にも触れてもらい、想像力を高めてほしい」と話している。
※ご覧の記事の内容は2019年1月21日(月)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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