2018年10月23日 09:37更新
新潟県内のIT企業がそれぞれの主力ソフトやサービスを発表して、若いエンジニアにアピールしようという「新潟ITアワード」が19日、新潟市で初めて開かれた。
新潟ITアワードは県内のIT業界の人材確保をめざして競争力を高めようと今年初めて開かれた。参加した県内企業は18社。企業の抱える課題をIT技術で解決する「ソリューション部門」や「ビジネスイノベーション部門」など4部門に分かれて各企業の取組みが発表された。
このうち上越市からは西城町に本社を置く株式会社ジェーミックスがソリューション部門で、社内システムの「どこでも化」を発表した。これはあえてクラウド化せずに、会社の業務情報を社内外を問わずスムーズにやり取りできるもので、働き方改革を支援しようと開発された。
樋山証一実行委員長は「新潟のIT企業は下請けや技術者派遣が多い。それだと地域活性化や企業発展にITで貢献できない。魅力的な企業にするためITを活用してもらう、そういう人材をどんどん作りたい。全国から新潟のITはおもしろいと商談・実用がくることを目指している。製造・建設業などでITを使って経営革新をやった例があればそこに学生も就職したくなる。またU・Iターンで新潟に戻って企業で働きたい人が増えてくればITアワードの目的が達成できる。」と話していた。
なお、各部門の最優秀賞は以下の通り
◆最優秀賞
【ソリューション部門】
株式会社リアンビション(新潟市)介護業務向け 作業日報作成サービス「カイゴメモ」
【ビジネスイノベーション部門】
フラー株式会社新潟支店(新潟市) スマホアプリを活用した長岡花火のIT支援
【システム構築力部門】
チームマジシャン
【学生ビジネス創造アイデアコンテスト】
新潟大学大学院自然科学研究科 観光コース投稿アプリ「Connect」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.