2016年12月27日 10:46更新
農業機械の小売店で、大潟区土底浜の「柳澤商店」が22日に事業を停止し、自己破産を申請する準備をしていることがわかった。負債総額は約1億4,700万円にのぼるとみられる。
帝国データバンクによると、柳澤商会は昭和4年に創業、昭和30年6月に法人改組された農業機械小売店。昭和40年頃からはガスコックバルブ、水道バルブなどの加工も行っていた。 しかし、顧客としていた農家の設備投資の冷え込みや、高齢化、後継者不足による販売先数の減少などを背景に、農業機械小売での売り上げが低迷。2015年12月期の年間の売上高は約2億円にとどまった。財務面では過去の欠損と設備投資のための借入金から、負債の総額が資産を上回る債務超過になっていた。
業況に改善が見られず、資金調達も限界に達したことから事業継続を断念した。