2016年12月26日 16:49更新
JCVニュースLiNK(2016年12月26日放送)
糸魚川市で22日に発生した大火災。今朝26日は、火災があった中心部の交通規制が解除され、がれきの撤去や家屋の被災状況などの調査が行われていた。その一方で、義援金の受付など支援活動も始まっている。
火災があった中心部の午前中の様子。焼けた家屋の敷地にはまだ残骸が残り、焼け跡を見て立ち尽くす住民や、取材をする報道記者の姿が見られた。 撤去作業などが進められる一方で、被害にあった人の力にあろうと、支援の輪が広がっている。
糸魚川市によると、現在、個人からの救援物資は受け付けていないということ。しかし企業などから多数の問合せがあり、午前中も物資が届けられていた。
一方で、ボランティアの受付も始まろうとしている。糸魚川市社会福祉協議会の渋谷次長によると、現場はまだ危険が伴い、一般の人が入れる状況ではないという。しかしボランティアをしたいという声はあがっており、ニーズ調査を進めたうえで年明けから受付を開始する予定だ。
このほか募金箱を設置したり、義援金を呼びかけたりする活動も始まっている。上越市内でも、さっそく募金活動が始まっている。本町商店街の店でつくる本町3・4・5丁目商店街振興組合連合会では、火災が発生した翌日から60以上の加盟店で募金箱を設置し協力を呼びかけている。
本町で書店を営む春陽館の熊田僚己さんは「同じ商店街として身につまされる思い。現場は混乱していると思うのでまずは募金活動。そのあとに日常生活が戻る手伝いをしたい」と話した。
本町での募金の受け付けは来年1月17日まで。商店街振興組合連合会では、寄せられた募金を被災した糸魚川の商店連合会に直接手渡すことにしている。また、必要とされる支援について要望を聞き、対応していくということ。
この他28日には、イオン上越店ショッピングセンターアコーレで上越青年会議所が募金活動を行う予定。また糸魚川市や新潟県は被災者支援のため義援金を受け付けている。
【義援金受付】
糸魚川市
http://www.city.itoigawa.lg.jp/
新潟県
http://www.pref.niigata.lg.jp/
※2016年12月26日 ニュースLiNKで放送 18:30~