2018年04月19日 19:34更新
上越市妙油の農業法人「花の米」で、田植えを前に苗を作る作業、すじまきが始まった。
すじまきは、苗箱に種もみをまく、いわゆる「播種」作業。19日は約900箱分が行われた。
1箱に約160gのもみを蒔く。作業はこれが5日目で、すじまきは全部で5000箱行う予定。
黒川義治社長は「明日から田んぼを打ち始める。すじまきの作業があると、シーズンインと感じる」と話す。
「花の米」は家族経営の農業法人。社長の黒川義治さん夫妻のほか、長女の松野千恵さん夫妻、三女の黒川沙希さんの5人。中でも会社の大きな歯車となっている千恵さん、沙希さんはいわゆる「農業女子」。
知恵さんは経営を学び、会社のマネージメントを担当。
沙希さんはコンバインなどの機械操作を担当、二人で社長の父を支えている。
千恵さんと沙希さんは農作業の合間合間に写真を撮る。すじまきの作業の様子を写真投稿サイト、インスタグラムに投稿。投稿する写真は家族で吟味しながら決める。写真には「農業女子」の言葉を添える。
二人がSNSを利用するのには狙いがある。千恵さんによると、「農業女子の人口は少ないと聞いた。私たちは特別なことをしているつもりはない。参入にハードルが高いと思われているけど、そんなことない。」と農業女子の人口の少なさを背景に、情報を発信していこうと取り組んでいる。「農業の作業風景をインスタで知ってもらえれば。今フォロアーが4人しかない。これからです。」と笑顔を見せた。
「花の米」では5月初旬から田植え作業がはじまる。
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