2018年04月06日 07:31更新
上越地域医療センター病院の移転・改築の計画について検討した報告書がこのほどまとまり、5日に上越市の村山市長に提出された。
村山市長に報告書を提出する策定委 畠山座長(右から2番目)
報告書を提出したのは上越地域医療センター病院基本構想策定委員会の 畠山牧男 座長と宮越亮 副座長の2人。同委員会では昨年7月から病院の建設場所や診察機能などについて議論を進めてきた。
報告書には建設場所の候補として、現在地の南高田町・山麓線沿いの上中田・上越妙高駅近くの大和6丁目の3か所が挙げられている。また、これまでどおり急性期を脱した患者の回復期や慢性期医療の患者の受け入れを求めている。その上で在宅復帰の支援として、家族も一緒に宿泊しながら退院に向けて療養するスペースを設けるなど、リハビリ機能の充実化を盛り込んだ。
報告書を受け取った村山市長は「構想を基にした計画をつくり委員のみなさんの努力が無駄にならないようスピード感を持って取り組みたい」と話した。
委員会の 畠山座長は「市民の前で議論し、報告書として提出できて一安心。今後は設備やノウハウなどについて話し合い、よいものをつくってほしい」とセンター病院へ期待を寄せている。
市では今後建設場所を決めたうえで基本構想を策定し、6月議会を目途に市議会へ提出。その後、パブリックコメントを実施する。
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