2025年03月01日 11:00更新
上越市板倉区のスギを活用して作られたパンフレットを飾るラックや傘立てが、上越市役所の玄関などで利用されています。
こちらが上越市板倉区のスギで作られたパンフレットを飾るラックと傘立てです。
ラックは9台あり、大きいもので高さおよそ1メートル70センチ、幅およそ70センチ、奥行は30センチほどです。傘立ては3台あり、大きいもので高さと幅は50センチほど、奥行は30センチです。
作ったのは職業訓練校の県立上越テクノスクール木造建築科の生徒8人です。
写真提供:上越テクノスクール
写真提供:上越テクノスクール
設計から加工組み立てまでを先月から今月にかけ、16日間ほどで行ないました。ラックと傘立ての製作は、上越市内で生産されるスギを積極的に活用しようと、市がテクノスクールに協力を呼びかけて実現しました。材料は市が提供しました。
27日(木)は生徒などが上越市役所を訪れ、完成を中川市長に報告しました。
中川市長
「情熱、熱意、関心を持ってやれば一流の技術が身につく。それに期待。ぜひ上越市の活性化のために協力いただきたい」
訓練生
「木材は水分を含んでいて乾燥すると収縮して反ってしまう。上手く付かなかったり隙間が空いたり、思うようにいかないところもあったけど、きれいにできたので良かった」
「市役所という多くの人が利用するところに自分の作品が置かれるのは感慨深い」
ラックや傘立ては、さっそく市役所の各課の受付や玄関などで利用されています。
上越テクノスクール 星野浩樹 校長
「実際に使ってもらえるものを作るというモチベーションが大事。実践力が訓練生にとって強みとなる。可能な限り積極的に取り入れていきたい」
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