2025年02月28日 16:15更新
上越市在住の60代男性が特殊詐欺の被害にあい、電子マネー55万円分をだまし取られたことが分かりました。警察では特殊詐欺事件として捜査を進めています。
上越警察署によりますと、男性は1月21日、職場のパソコンでインターネットに接続してメールを閲覧していると、画面上に「このパソコンはウイルスに感染しました。以下の電話番号に連絡してください」と表示されたということです。男性が表示された番号に電話をすると、片言の日本語を話す、実存するソフトウェア企業を名乗る男から「遠隔操作でパソコンを直すので、私の指示に従って操作してください。パソコンの修理代と5年間のサポート代で5万円が必要です。電子マネーで支払いをしてください」と言われ、コンビニエンスストアで電子マネー5万円分を購入し、男の指示に従って電子マネーのコード番号をパソコン画面から入力しました。
すると男から「入力したコード番号が間違っています。このコード番号はもう使えないので、新しく電子マネーを買ってコード番号を教えてください」と繰り返し言われ、その都度、電子マネー5万円分を買ってパソコン画面に入力したということです。
さらに男から「詐欺ではないので信じてほしい。修理代やサポート以外でかかった費用は返金します。返金は海外からになるので、海外送金は最低30万円がかかります。これまで教えてもらったコード番号の分を引いて、残り電子マネー15万円分が必要です」などと次々に支払いを要求され、電子マネー合わせて55万円分をだまし取られました。
男性は支払い金額が多すぎることから不信に思い、インターネットで調べたところ、同様の詐欺被害が複数発生していることを知り、被害に気づき上越警察署に届け出しました。
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