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三味線と唄が雁木に響き渡る!高田瞽女「門付け」再現

2025年02月10日 16:23更新

目が不自由な女性の旅芸人、高田瞽女の「門付け」が8日(土)、上越市高田の雁木通りで再現され雪が降るなか三味線の演奏と唄が響き渡りました。

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高田瞽女(たかだごぜ)は目が不自由な女性の旅芸人です。江戸時代から昭和39年まで活動し、最盛期の明治半ばには高田の町家に89人が暮らしていました。

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「門付け」は瞽女が旅先や町家の玄関先などで三味線の演奏や唄を披露し報酬としてコメなどをもらって生活していました。「門付け」は毎年、NPO法人「高田瞽女の文化を保存・発信する会」が再現しています。今年で17年目です。

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瞽女に扮した4人が三味線を持ち、防寒着の角巻などを着て本町6丁目の町家交流館「高田小町」から東本町1丁目の「瞽女ミュージアム高田」まで片道およそ500メートルを往復しました。

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先頭で三味線を奏でているのは東京都に住む月岡祐紀子さんです。15年以上前から参加しています。月岡さんは高校生のころ、瞽女から直接指導を受けたことがあります。

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三味線奏者 月岡祐紀子さん
「ここ数年で1番寒かった。元気に歌えてよかった。民謡とともに瞽女唄を教えてつないでいけたらと思っている」

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後ろに続く3人は公募で参加しました。その1人は市内の小学6年生 松田八重さんです。小学生が瞽女を演じるのは初めてです。

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小学6年生 松田八重さん
「着付けを習っていて誘ってもらいやりたいと思った。目が見えないということがびっくりした。歩きにくいと思った。足も寒くて大変だったけど歩いたり三味線を聞いて歌ったりして楽しかった」

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この日は時折雪が降るなか、多くのカメラマンや外国人観光客が門付けを見守りました。

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訪れた人
「初めて見て歩いたりしてうれしかった。また来年も見たい」

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訪れた人
「瞽女三味線初めてだった。ほかの国にない文化だと感じた。子どもと一緒に来て、こういうのが昔にあって、今は歴史を残すためにやっていると教えながら見て感じるのは大切」

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高田瞽女の文化を保存・発信する会 小川善司さん
「この寒いなか見に来てくれて毎年のことだけどありがたい。障がいのある人が自立をして村人が支え続けた。日本、世界に誇るべき文化だと思う」

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