2025年02月10日 16:59更新
上越市桑取地区横畑集落に伝わる小正月行事「馬」が8日(土)、古民家カフェ「平左衛門」で行われました。地域の子どもや大人が馬に扮し元気に飛び跳ねて五穀豊穣を祈りました。
馬は子どもや若者が田畑を耕す馬に扮し、集落の家々を回って茶の間で飛び跳ねて豊作を願う横畑集落の小正月行事です。ほこりが立つほど縁起がいいとされています。
行事は人口減少などで一度途絶えましたが、次の世代に引き継ごうと地元の有志団体が27年前の平成10年に復活させました。この日は地元の潮陵中学校や谷浜小学校などの子どもたちが「子馬」として参加し、元気いっぱいに飛び跳ねました。
参加した小学生
「飛んでいるときは何も考えずに飛んで豊作を願った。馬は誇り。小正月行事をやれてありがたいしうれしい」
参加した中学生
「疲れるけど楽しい。ずっと続いてほしい。好きなので参加して続いていければ」
最後は地域に住んでいる人など大人の「大馬」が跳び上がり、会場を盛り上げました。
初めての参加
「体力的に大変だった。妻のお父さんの誘いで参加した。良い文化だと思う。できる限り飛びたい」
参加者
「後半になると疲れてくるがもうひと踏ん張り頑張って、足上げて手を大きく広げて迫力のあるジャンプが飛べるのがベスト。力、声あわせて飛べたので100点」
NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部 松川菜々子さん
「力ある行事を残していきたいという思いから復活させた。地元の人が少なくなってしまっても外の人たちが応援したい、自分もやりたいという声を大事にして続けていけるような体制をつくっていきたい」
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.