2025年01月22日 20:46更新
上越市が経営の悪化などを理由に改築を再来年度に先送りした上越地域医療センター病院を上越市議会の議員が視察し、老朽化で雨漏りしている院内のようすを確認し、職員と意見交換をしました。
上越地域医療センター病院を視察したのは上越市議会の厚生常任委員会の委員8人です。老朽化により雨漏りしている院内やひびが入っている壁などを確認しました。また古賀昭夫院長や職員などと意見を交わし老朽化が病院の運営に影響がないか聞いたということです。視察は非公開で行われ1時間ほどで終わりました。
上越市議会厚生常任委員会 高橋浩輔委員長
「建物自体が古い。一般的な病院のスタンダードに合わない部分がある。大切な病院。より良いかたちで整備を進めてこれからも長く機能を発揮できるように共に歩んでいきたい」
上越市議会厚生常任委員会 平良木哲 副委員長
「医療に支障をきたしかねない直前の状況。スタッフの努力でなんとかカバーしている。市民・患者の命を守ると同時に行政への要望などに関しても一枚岩になって頑張っている。いろいろ意見がある。今後どうしていくのかが課題となっている」
上越市は医療センター病院について今年度中に改築に着手するとしていました。しかし経営の悪化などを理由に去年12月、中川市長が再来年度に先送りすると発表しました。病院の改築先送りを巡っては去年12月の上越市議会定例会で一部の議員から「早期建設を求める決議案」が提出されましたが、反対多数で否決されています。
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