2024年11月29日 18:34更新
上越市高田と直江津地区の菓子店で30日(土)、12月1日(日)に冬の風物詩「川渡餅」が販売されます。上越市稲田にあるかなざわ総本舗での前日準備の様子を取材しました。
かなざわ総本舗で使用する餅は、新米の上越産のこがね餅です。冷水でしめたあと、臼に入れてコメをつきます。
その後、北海道産の小豆を使用したあんこにくるんだら完成です。
かなざわ総本舗では、こしあんと粒あんの2種類を販売し、トータル3万個を生産します。
川渡餅は、上杉謙信公が川中島合戦のときに、川を渡る前に兵士に餅を配ったことが由来となっており、上越市では明治時代から、あんころ餅として食べられているそうです。この時期、無病息災や健康などを願い食べます。
また、去年好評だった生クリームが上に乗った霧立餅も販売されます。予約制となっていますが、店頭でも200パック限定で販売されます。
今年は高田17店舗、直江津8店舗のあわせて市内25店舗で川渡餅が販売されます。
かなざわ総本舗 金澤一輝 代表取締役社長
「この2日間上越市中の菓子店が川渡餅を作る。ぜひ皆さんにいろいろな店の川渡餅を食べ比べていただいて、1年間無病息災で過ごしていただきたい」
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