2017年11月04日 16:44更新
ゴールした後に地酒が味わえる「越後謙信きき酒マラソン」が、4日、春日山城周辺で開かれ、参加者は上越の自然と味覚を堪能した。
今年で3回目となるこの大会は、上越商工会議所青年部が開いている。埋蔵文化財センターをスタートし、高低差200mの春日山城跡や正善寺ダムを巡る21キロのコース。タイムや順位を競わず、楽しみながら走るファンランのため、仮装するランナーが多いのも特徴。
今年は、北は青森県、南は福岡県まで、およそ350人が参加。去年を40人上回り、半数以上が県外からの参加。
雨が降りしきる中、春日山城跡本丸から正善寺ダムへと、苦しい山道のコースを抜けた後は、お楽しみのエイドステーションが待っていた。
正善寺ダム駐車場では、今年初めての野点。上生菓子と抹茶が振る舞われた。
温かい抹茶でのどを潤したランナーからは、「美味しい!温まる。走ってきたことを忘れますね」などの声も。
正善寺工房では、名人による手打ちの新そば。
そして、最後のエイド、ニク・タナ バーベキューガーデンでは、BBQ風の肉の串焼きが待っていた。この肉を目当てに参加するランナーも多い。
雨脚の強まる中懸命に走りぬいたランナーは、ゴールした後、きき酒を楽しんだ。15の蔵元の酒を全て味わった後、ラベルを隠した地酒の銘柄を当てるというもの。寒さを忘れ「いつも以上に美味しく感じる」と地酒を堪能していた。
実行委員長の梅山英行さんは「あいにくの天気だったが、皆さん笑顔で戻ってきてよかった。全国的にもきき酒マラソンは珍しいようなので、コースは山あり谷ありだが、最後はきき酒もありで、独自なものとして広まっていくのが嬉しい」と話していた。
※2017年11月6日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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