2024年06月25日 16:25更新
上越市在住のイシダキョウコさんが創作童話集「ぼくのかあさん」を先月5日に自費出版しました。イシダさんは、地域の子どもたちに本を読んでもらいたいと24日(月)、市内47の小学校に本を寄贈しました。
イシダキョウコさんが上越市に寄贈した創作童話集「ぼくのかあさん」です。童話集にはイシダさんが20年ほど前に書いた作品「ぼくのかあさん」をはじめ、小川未明文学賞の最終選考に残った作品など、3編が収められています。
イシダさんは、高田の児童文学作家 杉みき子さんが講師を務めた市の創作童話講座への参加をきっかけに作品を書き始めました。タイトルにもなっている「ぼくのかあさん」は、童話の「ウサギとカメ」をモチーフにした作品です。イシダさんが3人目の子どもの子育てで悩んでいた時に書いた作品です。
子ガメがウサギとのかけっこをしているとき、花を踏みつけてしまいます。花を見て「かわいそう」と思った子ガメが、花を大切にする母を思い出し、優しさに気付く物語です。この作品は、育児情報誌の創作童話コンテストで銀賞を受賞しました。24日(月)は、イシダキョウコさんと出版社の担当者が早川義裕教育長を訪問し、本を寄贈しました。
イシダ キョウコさん
「作品を形にしたいと自費出版した。気軽な気持ちで読んでくれたらうれしい」
早川教育長
「子どもたちが本を読む機会が減っている。本にふれるきっかけになれば」
創作童話集「ぼくのかあさん」は上越市本町4丁目の春陽館書店、本町5丁目の文美堂書店、中央2丁目の深堀印刷所で販売されています。A5版56ページで1冊税込み1320円です。
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