2024年06月13日 11:39更新
車いすを使ったバスケットボールの体験会が12日(水)上越市立中郷小学校で開かれました。
体験会は、パラスポーツを通じて児童に障がいの有無に関わらず支え合う社会について考えてもらおうと「日本財団パラスポーツサポートセンター」が全国の小中学校などで開いています。
講師はバスケットボールの選手として全国障害者体育大会に7回出場した経験のある加藤正さんです。加藤さんは、競泳やアイスホッケーなどで、パラリンピックにも5回出場しています。
この日は中郷小学校の5、6年生31人が、車いすバスケットボールを体験しました。加藤さんは競技用の車いすは車輪が斜めになっていて、スピードコントロールや小回りが重視されていると特徴を説明しました。児童はさっそく車いすに乗り、ミニゲームに挑戦しました。
普通のバスケットとは違うボール運びに戸惑いながらパラスポーツの面白さを実感していました。
児童
「思ったより曲がることが難しかった。シュートはできなかったけど投げることができた」
最後に加藤さんは何事にもチャレンジしてほしいと呼びかけました。
児童
「努力をしたりみんなと協力したい。加藤さんの話を聞いてプロ野球選手になる夢を持って頑張りたい」
車いすバスケット講師 加藤 正さん
「車いすバスケット = 障がい者スポーツではなく、自分たちがやって楽しい、見て楽しいと感じてほしい。あとは、障がいのある人たちと一緒に関わるにはどんな工夫が必要か少しでもいいので感じてもらう、考えてもらうきっかけになればと思う」
この体験会は14日(金)まで市内の5つの小学校で行なわれます。
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