2024年05月27日 11:57更新
使われなくなった棚田を活用してハーブを育てる取り組みが上越市清里区で始まりました。26日(日)は地元のまちづくり団体やボランティアが苗植えに汗を流しました。
ハーブの栽培は使われなくなった清里区上中條の棚田を維持しようと、地元のまちづくり団体「櫛池農業振興会」が考えました。上中條を含む「櫛池の棚田群」は、風景が美しいことなどから農林水産省が保全活動を推進する「つなぐ棚田遺産」のひとつに選ばれています。
苗を植えたのは振興会のメンバーと、ボランティア合わせて20人です。
参加者
「今まできれいに整地していた田んぼをそのままにしておくのもったいない。ハーブはいいと思う」
この日は東京のNPO「日本メディカルハーブ協会」から指導を受けながら、カモミールやラベンダー、ミントなど100種類300鉢を植えました。棚田は2枚分、10アールあります。
日本メディカルハーブ協会 木村正典 事務局長
「ハーブはほったらかしに強い。雑草と共存しやすい。お茶で飲んだりいい香りの消臭スプレーなど、いろいろな活用ができる。ここに住みついてくれるかわからない。いろいろ試している」
ハーブの栽培は地元の農業会社、KS光が委託を受けて管理します。
振興会ではハーブを収穫し、区内で開催するハーブスクールで活用します。商品開発にも挑戦するということです。
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