2024年05月13日 16:24更新

キックボクサーで上越市の高校生2年生 町屋杏さんが、今年7月プロ2年目を締めくくる試合に挑みます。これまでの成績は年上の選手を相手に7戦3勝4敗の成績でした。町屋さんは「勝ちたい」と意気込んでいます。町屋杏さん（16）は関根学園高校の2年生です。プロレス観戦などから影響を受け、小学4年生のときにキックボクシングを始めました。中学2年生からは、現在所属している上越市中央のジム「武士道」の高野匠さんから指導を受けています。

アマチュア選手として活躍したあと、おととし７月にプロになりました。これまで成績は7戦3勝4敗です。得意技は右足のミドルキックです。

対戦相手は7戦ともすべて年上、町屋さんは身長155センチと小柄なため、相手は自分の体格を上回る選手ばかりでした。それでも町屋さんは相手に臆することなくリングに上がってきました。「負けず嫌いな性格が試合でも出ていたと」ふり返ります。

指導する高野さんは、町屋さんの強みは「気持ちの強さ」だと言います。

高野さん
「技術よりも気持ちでもっていける選手。最終的には気持ちの勝負になる。（技術で）追いつけない部分を気持ちがカバーしている。きつい減量でも（負けずに）きちんとやる」

町屋さん
「1回の減量で1か月半で6～7キロ落とす。周りがお弁当を食べている中、サラダチキンやサラダだけ。減量が一番きつい。（減量が終われば）すぐ試合。自分との戦いになる」

今年度最初の試合は先月に行われ、残念ながら判定負けとなりました。その悔しさをバネに、現在毎日3時間ほど練習に汗を流しています。小柄でも強いパンチが出せるよう、ミットを使っての打ち込みや、男性を相手にしたスパーリングに力を入れています。

町屋さん
「7月の試合は勝たないといけない。応援を力に頑張りたい」

次の試合は7月7日東京都品川のインターシティーホールで行われます。2年目を締めくくる大事な一戦です。町屋さんはインスタグラムでも自身の活動を発信しています。