2017年10月26日 23:36更新
プロ野球の「ドラフト会議」が26日、東京都で開かれた。上越市出身で、関根学園3年生の荒井颯太さんが読売ジャイアンツから育成ドラフト8位で指名された。
ドラフト会議当日の26日、荒井さんは大塚校長、安川監督、保護者らとドラフト会議の様子を見守った。荒井選手は指名されたのを確認した瞬間、両親や監督と喜びを分かち合った。安川監督は「プロとして、人間として、しっかり成長してくれると思っている」とさらなる成長に期待を寄せている。
荒井颯太さんは富岡小1年生のときに野球をはじめ、城東中を経て関根学園に入学。高校では1年生のころからベンチ入りし、ポジションは投手・一塁手・外野手を経験した。
持ち味は190cmの長身と長打力。安川監督は「大化けする要素がある選手。当たれば高校生離れした長打力があり、打つことは心配ない」と話す。高校通算本塁打は少なくとも20本以上で、最後の夏も2回戦、新潟産大附属戦でもホームランを放った。
チームは4回戦で北越に敗れたものの、その後も練習を続け、ドラフト指名のチャンスがある、9月に行われた巨人の入団テストを受けた。全国から集まった100人近い受験者のうち6人の合格者に入った。
ジャイアンツから指名を受けた荒井さんはチームメイトから祝福を受け10回宙を舞った。
発表された瞬間は「育成ドラフト8位で、最後の最後でドキドキしたが、指名されてほっとしている」と安どした表情で話した。目標とする選手は福岡ソフトバンクの柳田悠岐選手で「フルスイングが魅力。自分も長打力を売りにしたいので、目標にしている」と話し、「応援してくれた人たちにまず結果で恩返ししたい。努力を怠らずに頑張りたい」と力強く抱負を語った。
荒井選手が指名された育成ドラフト枠は、すぐに1軍の公式戦に出場することはできない。今後は1軍公式戦に出場できる支配下登録を目指す。
なお上越市出身でNPBの球団から指名されるのは、横浜DeNAに所属する飯塚悟史投手(日本文理高卒)以来2人目で、市内の高校に限れば初めてとなる。
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