2024年03月29日 18:09更新
能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する「北陸応援割」。上越市の鵜の浜温泉街の宿泊施設では、震災直後に7割ほどのキャンセルが出ましたが、その後は北陸応援割の効果で、観桜会の時期は例年の予約を上回る8割ほどの部屋が埋まっているということです。
提供:北陸応援割のサイトより
北陸応援割は、能登半島地震で落ち込んだ観光業を支援しようと福井、石川、富山、新潟の4県で3月16日(土)から4月26日(金)までの宿泊分を対象に1人1泊2万円を上限に料金が最大で半額補助されるものです。
上越市の温泉地 大潟区の鵜の浜温泉では、震災直後7つある旅館全体で7割ほどのキャンセルが出ました。なかには震災直後の1月2日、3日の宿泊分がすべてキャンセルになった旅館もあり、大きな影響を受けました。
こうしたなか、3月8日から北陸応援割の予約が始まりました。鵜の浜温泉の宿泊施設にも続々と申し込みがあり、販売初日の午前中にすべての宿泊施設で完売しました。
鵜の浜温泉のそれぞれの旅館には多い日で1日に100件ほど全国から予約の問い合わせがあったということです。例年観桜会が始まるこの時期の鵜の浜温泉の客室稼働率は6割ほどですが、北陸応援割の影響でことしは8割ほどが予約で埋まっています。
また旅行者の1人あたりの単価も上がっています。割烹旅館日本海では、通常は1日1泊1万5000円前後のコースを予約する人が多いということですが、北陸応援割を使った宿泊者のうち8割の旅行者がおよそ2万円の一番高いコースを予約したということです。
鵜の浜温泉旅館組合 丸山 政仁 組合長
「たくさんのお客さんに来てもらえている。50パーセントは大きい割引。単価も高い。鵜の浜温泉では、コロナ禍が明けてからお客さんが少しずつ戻ってきている。海もきれい。これからの海水浴シーズンに向けて、鵜の浜温泉を知ってもらいたい」
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