2024年02月20日 13:50更新
核家族化などが進み子育てに悩む人が増えるなか、妊娠から出産後までの子育て支援をする人を養成するための研修会が19日(月)に上越市で開かれました。
研修会は妊娠から出産後までの子育てを切れ目なく支援しようと、NPO法人「ふぁみりり」が初めて開きました。 参加したのは子育て中の母親や福祉事業所の職員など8人です。
講師はNPO法人「マミーズ・ネット」の理事、山縣知子さんが務めました。山縣さんは近年は核家族化などの影響で母親が周りに頼れる人がいないことが多く、孤立しがちになっていると話しました。
マミーズ・ネット 山縣知子理事
「孤立が深まると、産後うつや精神疾患に。(ストレスが)夫に向かうと夫婦関係が崩れる。子どもに向かうと、泣き声もつらくなる。児童虐待や不適切な養育に」
そのうえで悩んでいる母親の話を聞き、必要な支援につなげることが大切だと呼びかけました。
マミーズ・ネット 山縣知子理事
「虐待の一歩手前かもしれない」と悩みを話す人もいる。話を聞く人がいれば、たぶんその人は大丈夫。そういう話を聞いてくれる人になってもらえれば」
研修会は来月も開かれ、上越消防署の職員を講師に小児や乳児の救命処置などを学びます。 受講者は2回の研修を終えると、ふぁみりりの支援員として活動できます。
ふぁみりり 高橋朋美さん
「研修を活動(子育て支援)に役立てたり、子育てしている人にも身になる内容。一緒に活動してくれる人がいれば、参加してもらい輪がひろがれば」
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