2024年02月02日 08:43更新
上越市の大潟漁港は津波で漁に使う網や船の引き上げなどに使うモーターが被害を受けました。毎年、3月から漁の最盛期を迎えますが漁業関係者は復旧が間に合うか不安を募らせています。
(インタ)上越市漁業協同組合 平原信行理事
「(漁に)出られなければどうにもならない。こんなに大きな被害になるとは思っていなかった」
大潟漁港では津波が港の中まで押し寄せ、漁で使う網が流されました。港にある網の半分がなくなったり絡まったりして使えなくなりました。
上越市漁業協同組合 平原信行理事
「ほとんど俺のやつ、これは使えない…。今までこんなのはなかった。」
また小屋の扉などが外れ、中にあるモーターが壊れました。モーターは船を海か陸に引き上げたり海へ運ぶために使います。
大潟漁港では漁船が11隻ありますが一部の船は漁に出られない状況が続いています。地元の漁師でつくる組合では地震のあと港の点検や網の回収に追われました。
大潟漁港では毎年3月から6月にかけてが漁の最盛期となります。しかし漁を再開させるには網を買い直しモーターやそれを保管する小屋を修理する必要があります。
組合では今後どのように復旧作業を進めていくか話し合うことにしています。
上越市漁業協同組合 平原信行理事
「壊れたモーターや建屋も早く直さなければお金もかかることなのでこれからどうしていくか。ある程度は漁も縮小してやっていくしかない。海の中の状況がどういう風になっているか網を入れてみないとわからない。魚も今まで通り戻ってきてくれるといいけどやってみないとわからない」
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