2024年01月25日 18:01更新

25日（木）午前4時頃、上越市直江津港東ふ頭で、タンカー乗組員の男性が海中に転落する事故がありました。男性はほかの乗組員に救助され、現在治療中です。

転落した場所は上越市直江津港東ふ頭危険物2号岸壁付近の海上です。転落した男性は直江津港に着岸中のタンカーの乗組員でした。

上越海上保安署によりますと、男性は24日（水）午後8時頃からほかの乗組員1人とともに、直江津駅周辺の飲食店で飲酒をしていました。25日（木）午前3時30分頃、2人は船に戻り、１人の乗組員が先に作業をしている間に男性の姿が見えなくなったということです。

乗組員で捜索したところ、午前3時56分頃、タンカーの後ろ左側に男性が浮いているのを発見し、午前4時10分頃、乗組員によって救助されました。救助された男性は救急隊員に引き渡され、病院に搬送されました。搬送時、男性は意識はあったものの、会話が困難な状態だったということです。

男性は事故当時、酩酊状態で、自ら足を滑らせ海中に転落したと見られています。男性は低体温症と診断され、現在治療中ということです。当時天候は雪、北西の風20メートル、港内の波の高さは1メートル、水温は11度でした。