2024年01月23日 09:05更新
6年後の上杉謙信公生誕500年に向け、春日山城跡を今以上に魅力のある観光地にしようと、地元の住民などで作るNPO法人「越後まほろば倶楽部」は春日山の古道整備や景観づくりのための伐採を進めています。会では来年度、古道に休憩所を設けることにしています。
「越後まほろば倶楽部」は6年後の2030年、上杉謙信公の生誕500年に向けて去年3月に設立されました。今年度は、春日山きのこ園の入口から本丸に続く古道を整備しました。古道は国の史跡の一部で、整備には管理する市の許可を得ています。
また古道から本丸が見えるように、不要な木の幹や枝を切る活動に汗を流しました。さらに春日山城跡で散策会を4回開き、合わせて50人が参加しました。
NPO法人 越後まほろば倶楽部 志賀茂理事長
「ルート(古道)の未確定部分を調査し、ささやぶを刈り取り歩けるようにした。
来年度は、古道の途中に間伐材で作ったイスを置いて、休憩所を作ることにしています。
NPO法人 越後まほろば倶楽部 志賀茂理事長
「高齢化で足元がおぼつかない。日本全国から(整備の)救援隊を募る。すると地元と交流が生まれる。本来の観光の目的にも叶う取り組み」
21日は謙信公の誕生日の1月21日に合わせて記念祝賀会が開かれ、志賀茂理事長が今年度の活動を振り返り、来年度の取り組みを発表しました。祝賀会には中川市長や地元の住民など合わせておよそ70人が出席しました。
上越市は観桜会や海水浴場などの季節型観光からの脱却を目指し、春日山を含む3つのエリアを通年で観光できる計画づくりを進めています。計画を実施するうえで中川市長は地元の団体や市民に協力を求めました。
中川市長
「春日山地域の歴史資源を皆さまや、さまざまな団体や市民と磨き上げ、次世代に伝えていきたい」
NPO法人 越後まほろば倶楽部 志賀茂理事長
「市民・行政が心を1つにして謙信公生誕500年の節目に向けて共に歩みを」
「越後まほろば倶楽部」では会員を募集しています。詳しくはホームページをご覧ください。
来年は第100回 謙信公祭、そして6年後の令和12年には生誕500年と節目の年が続きます。
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