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小中学生が作った標本 上越科学館に10月1日(日)まで展示

2023年09月21日 11:58更新

上越市の小中学生が作った植物や昆虫などの標本が、来月10月1日(日)まで上越科学館に展示されています。

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これは標本づくりを通じて身近な自然を深く学んでもらおうと、毎年上越科学館が開いています。今年は上越市内の小学校25校から50点、中学校2校から16点の応募がありました。

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浅山利華さん(上越教育大学附属中1年)
「休耕田の植物相と草刈りが植物相に与える影響」

このうち植物の部では、上越教育大学附属中学校1年生の浅山利華さんが、妙高市乙吉にある休耕田にはどんな植物があるかを研究し、最高賞となる科学館賞を受賞しました。

研究のきっかけは、休耕田の草刈りに苦労している父親の姿でした。そこから植物の種類を調べはじめ、さらに草刈りをしないとどうなるか興味をもったということです。

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浅山さんは、去年9月から今年7月までのおよそ10ヶ月をかけて、キク科やイネ科を中心に59種類の植物を集めました。その結果、春から夏にかけては「セイタカアワダチソウ」や「ヨモギ」が増え、それが再生力の強い植物であることが分かり、草刈りをしないと増え続けることが分かりました。

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上越科学館 永井克行 館長
「実にあっぱれ。調査範囲を決めて、どれだけの割合で生えているか、草刈り前と後で比べている。中学1年生のレベルではない」

浅山さんは今後、効率的に植物を減らす草刈りの回数や方法を調べ、父親や地域の人に教えてあげたいということです。

永井克行 館長
「単に調べるだけでなく、後につながる調査。雑草が生えると周りの田んぼに種が飛び影響が出る。調べることで防ぐ方法が分かる」

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渡邉恵一さん(大和小5年)
「きのこの分布調査」

また、昆虫・その他の部では、県内のキノコ242種類を採取した大和小学校5年の渡邉恵一さんと、小さな貝248種類を集めた春日新田小学校5年の樋口さくらさんがそれぞれ科学館賞を受賞しました。

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樋口さくらさん(春日新田小5年)
「小さな貝の世界」

永井克行 館長
「どちらも圧倒される。1年以上かけて集めたところも評価。子どもらしい作品からとんでもない作品までいろいろある。ぜひ子どもたちに見に来て、仲間はこんなすごいものを作っているんだと刺激を受けてほしい」

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標本作品展は、来月1日(日)まで上越科学館で開かれています。入場料は大人620円、小中学生は310円です。

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