2023年09月16日 07:00更新
災害に備えて避難所での生活を体験する防災教室が14日(木)上越市立美守小学校で行われました。
防災教室は、東日本大震災をきっかけに防災意識を高めようと、震災の翌年2012年から開かれています。参加したのは、美守小学校の全校児童50人です。この教室は、授業中に震度6弱の地震が発生し、児童は避難所の学校に残って、保護者の迎えを待つ想定で行なわれました。
児童は、三和区総合事務所の職員や教わりながら、身近にある新聞紙や牛乳パックなどを使って避難所生活で役立つ道具を作りました。
この写真は、牛乳パックで作った皿とスプーンです。皿は、牛乳パックの側面をはさみで縦半分に切り、飲み口をセロテープで固定すれば完成です。
この写真は、新聞紙のクッションです。ゴミ袋の中に丸めた新聞紙を入れ袋の口を縛ります。そのうえにタオルをかぶせれば完成です。寝るときは枕としても使えます。
児童
「いつもの枕よりは硬い。いざというときであれば良い。空気を入れて高さを変えられる」
この写真は、新聞紙で作ったスリッパです。
このあと、児童は紙パックで作った皿を使って非常食のカレーなどを食べました。
皿は、水洗いができないことを想定して、ビニール袋で包んで使います。
児童
「災害が起きてもきょう作ったグッズを使えば快適過ごせそう」
「また家で牛乳パックで皿とスプーンを作りたい」
美守小学校 髙波英里 校長
「みんなで協力することや身近なものを使って工夫し、自分たちの防災の生活を充実させることなどを学んでほしい」
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