2023年07月14日 18:07更新
きのう13日(木)夕方から今朝にかけて、上越地方は北上した前線の影響を受け、断続的に激しい雨が降りました。妙高市新井地区の市街地では床下浸水、また上越市板倉区では土砂崩れなどの被害がありました。新潟地方気象台はあす15日(土)も、湿った空気の影響を受けて、雨のち曇りと予報していて、引き続き、土砂災害に注意するよう呼びかけています。
上越地方では、13日(木)の夕方から断続的に激しい雨が降り、上越市板倉区筒方では、24時間の雨量が14日(金)の午前11時までに136ミリとなりました。このため上越市の安塚区、牧区、板倉区、清里区の一部の地域、およそ1500世帯に対し一時的に高齢者等避難情報が発令されました。
各地の被害状況です。
上越市では午後1時現在、板倉区中之宮などで床下浸水が5件。また、板倉区山越では土砂崩れが発生したほか、道路や田んぼなどへの被害を合わせ42件の報告がありました。
妙高市では午前9時現在、田町や五日市など5つの地域で、床下浸水が14件発生しました。このうち、妙高市田町は床下浸水が8件と市内で最も多い被害件数となりました。
この地区にある太田電気商会では、用水路からあふれ出た水で店内が浸水し、13日(木)午後6時過ぎのピーク時で20センチに達しました。
太田電気商会(妙高市田町)
「(きのう)土砂降りだった午後6時ごろから一気に。(水位は)あっという間。話している間にドッと」
飲食店の人(妙高市田町)
「(きのう)お客さんが入っていた。(店内を)水浸しにするわけにはいかない。道路の水を重機で押し続けて(防いだ)。この地域は(大雨になると)排水溝が噴き出すので困っている」
一方、上越市板倉区山越の市道では、土砂が崩れて、一時、道が塞がる被害が出ました。
近くの住民
「だいぶひどい降りだった。警察が寝る前に来て避難を促されたが、雨も収まり避難しなかった。こんなことになっているとは思いもしなかった」
新潟地方気象台によりますと、あす15日(土)も、湿った空気の影響を受ける見込みで、上越地方は雨のち曇りとなる予報です。引き続き土砂災害に注意が必要です。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.