2023年05月01日 14:55更新
上越市三和区にある上越市立美守小、上杉小、里公小の3校が早ければ2年後の春、令和7年4月に統合する方向で協議が進められていることが分かりました。市では保護者と地元住民への説明会を重ねたうえで、今年度中に市議会に提案する方針です。
これは三和区地域協議会で報告されました。それによりますと美守、上杉、里公の3校はいずれも今後児童数の減少が見込まれることから、早ければ2年後の令和7年4月に統合し、新しい学校を設置する方針です。
3校の児童数は4月1日現在、美守小が50人、上杉小が51人、里公小が119人です。そのうち、美守と上杉の一部の学年が複式学級となっています。
市によりますと3校に対し去年行った保護者アンケートでは、およそ6割が統合に賛成という回答でした。また、先月13日の住民説明会では、出席した人から反対意見は出なかったということです。
市では、今月10日、3校と校区内の保育園の保護者の役員を対象に説明会を開きます。その結果を踏まえ、6月中には2回目の住民説明会を開く予定です。そのあと地域協議会への諮問答申を経て、今年度中に市議会への提出を目指す方針です。
三和区地域協議会 髙橋鉄雄 会長
「『(統合)時期に来た』という実感がある。大事なことは良い小学校にすること。(子どもが)いきいきワクワクする学校生活になれば」
上越市三和区総合事務所 岩﨑健治 所長
「統合後の校舎や土地の利活用はどうするか、心配の声もある。行政では地域の話を聞きながら利活用の検討も進めたい」
なお、校舎は3校の中で最も児童数が多い里校小学校が、第1候補となっています。
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