2023年04月01日 20:26更新
補助金の不正受給問題で営業を停止していた上越市の温浴施設「くわどり湯ったり村」が4月1日、営業を再開しました。施設を訪れた地元の住民からは再会を喜ぶ声が聞かれました。
「くわどり湯ったり村」は去年12月、指定管理者のリフレ上越山里振興が雇用関係の補助金、3915万円を不正受給したことが分かり、ことし1月5日から営業を停止していました。こうした中、市は弁護士による調査が終わり、施設の職員の雇用を継続するため、さらに地元から再開を望む声が寄せられたことから、営業を約3か月ぶりに再開させました。
平井民夫 社長
「不祥事以来、地元に迷惑をかけた。職員に教育をしているので、(不祥事は)2度起きないと確信している。取締役は経営内容にほとんどタッチしていなかったので、随時内容を確認することが大事」
初日は午前10時の営業開始と同時に地元の住民や観光客が訪れていました。
地元の住民
「不正は残念だった。友人との食事や入浴によく利用している。地元には店も無い、喫茶店も無い。お茶のみの場所がほしいので、なくてはならない施設」
「くわどり湯ったり村」の指定管理者は現在、リフレ上越山里振興ですが、市では新しい指定管理者を公募していて、決まり次第、指定管理者を変更することにしています。また、リフレ上越山里振興を今年度中に整理することにしています。
上越市資産活用課 竹下智之 課長
「(再開にあたり)再発防止、コンプライアンスの順守を指示した。今後は3セクや指定管理者とどう関わるか、専門家を交えて検討したい」
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