2023年03月28日 16:00更新
先週23日(木)から24日(金)にかけ、上越市内で立て続けに3件の特殊詐欺被害が発生しました。警察で注意喚起を呼びかけています。
先週23日から24日にかけて上越市内で立て続けに3件の特殊詐欺被害が発生しました。このうち1件は、上越市に住む90代女性の自宅に、先週23日警察官を名乗る男から「〇〇グループの名簿にあなたの名前がのっている」と電話があったあと、金融機関職員を装った男から「キャッシュカードが偽造されているから回収に行く」と電話があり、その日自宅を訪ねてきた男にキャッシュカード3枚を渡しました。その後、キャッシュカードで現金87万円が引き出されました。
もう1件は翌日24日、市内に住む60代女性の自宅に市役所職員を名乗った男から電話があり「保険料の還付があり締め切りになったが今なら特別な手続きができるから近くの金融機関へ行って」などと言われたため、女性は金融機関に行き、携帯電話からの男の指示でATMを操作をしているうちにおよそ100万円を他人の名義に振り込みました。残りの1件も、同様の手口で市内に住む60代女性が、男からの指示でATMを操作しおよそ100万円を他人の名義に振り込みました。警察によりますと、上越警察署管内では去年1月から12月までに発生した特殊詐欺被害は22件で、被害総額は1億1350万円でした。今年になってからの特殊詐欺被害は8件被害総額は694万円です。
上越警察署 生活安全課 本多和利 課長
「3月は転勤、卒業、引っ越しなど人の流れが多い時期。年度末もあり詐欺の手口が多くなっている。電話でお金の話が出たら詐欺だと疑ってほしい。高齢者が電話で話しながらATMの操作をしている人を見かけたら、警察に連絡してほしい」
上越警察署ではATMが設置されているコンビニや金融機関などへの巡回を強化したり、地域で開催されるイベントに参加して啓発活動していくということです。
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