2023年02月08日 15:43更新
寒波と雪から一転、2月に入ってそろそろ気になるのが「花粉」です。環境省は、今年春の花粉の飛散量が、新潟県を含む北陸地域では「極めて多くなる」見込みと予測しています。これは「スギの雄花の量」が過去10年で最も多くなったためです。環境省は、新潟県での花粉の飛び始めが今月下旬と予測しています。
上越市飯の「おひさま耳鼻咽喉科」では、すでに例年より2週間ほど早く先週から、花粉症の症状を訴える人が受診しています。
五十嵐良和 院長
「2月に入り、一日に2~3人来院。毎年来ている人は例年より早く来ている印象。敏感な人は、花粉をもう感じ始めている」
五十嵐院長は、気になる人はこの時期から、外出するときはマスクやメガネなどを着けたほうがいいと話します。また、帰宅時は家に入る前に上着を払ったり早めにシャワーを浴びて、十分な睡眠をとって体調を整えることも大切です。
「おひさま耳鼻咽喉科」では、例年3月中旬が患者のピークといいます。去年の3月は初診でおとずれる人の8割、およそ900人に対して花粉症の薬を処方しました。
五十嵐院長は、花粉が本格的にとぶまえに準備してほしいとして「早めに耳鼻科に行き、1シーズン分の薬をもらっておくことが一番大切。薬を持っておくことで安心できる。ピーク時に行くと待ち時間が長く、医者も患者も大変になるので早めに動いてほしい」と呼びかけています。
またコロナに加えて、今の季節はインフルエンザの流行期でもあり、体調が悪くなると不安になる方も多いと思います。その場合はどう判断し受診したらいいのか。
五十嵐院長
「花粉症とコロナ・インフルの決定的な違いは、目のかゆみがあるか。体調が悪くなっても慌てずに、まずはかかりつけ医に相談してほしい」
花粉情報を知る時に役に立つのが、気象情報会社「ウェザーニュース」が運営するアプリ「花粉対策アラーム」です。アプリでは、飛散量や警戒レベルをリアルタイムで確認することができます。
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