2023年01月26日 18:22更新
26日(木)の上越地方は、寒波のピークは越えたものの各地の最低気温は氷点下となり、厳しい冷え込みとなりました。あす27日(金)は気温が上がりますが、週末に再び強い寒気が流れ込む見込みで、引き続き路面や水道管の凍結に注意が必要です。
上越地方は今朝も厳しい冷え込みとなり、最低気温は上越市安塚で-9.5度、大潟で-5.1度と前日をさらに下回り、今季最低を記録しました。日中は少しずつ気温が上がり、最高気温は高田で6.5度、安塚で3.7度、大潟で4.6度でした。
上越市では25日(水)の寒波にあわせて臨時休業した市立小中学校と幼稚園が、きょう26日(木)から再開されました。今朝はところどころ路面が凍るなか、子どもたちが元気に登校していました。
上越市立大手町小学校の児童
「寒いから長袖シャツを着て暖かくしてきた」
「滑りそうになったけどギリギリセーフ。走らないで気を付けて登校している」
佐藤人志 校長
「朝の様子を見ていると、子どもたちに特に変化はない。安全に気を付けて登下校してもらえれば」
妙高市では25日(水)、小中学校2校が臨時休校となり、一部の学校で始業時間に遅れがでましたが26日(木)は再開しています。
一方、妙高市立新井中央小学校はきょう26日(木)、臨時休校となりました。理由は前日の午後3時ごろから水道管が凍り、校内全ての水が出なくなったためです。
金子謙太郎 教頭はきのうの状況について「(水道管凍結で)タンクの水が減ったことで警報が鳴り、3階から順に水道とトイレの水がでなくなった。下校前の子どもたちがトイレに行けず、近くの施設に借りて対応した」と話していました。
水道は、現在は復旧しているということです。
上越市ガス水道局によりますと、市内で水道管の凍結に関する問合わせが25日(水)の1日で172件寄せられ、うち3件は破裂していました。きょうも、朝から電話が相次いでいて、気温が上がったことで水漏れするケースが増え、30件以上になる見込みです。
またガス水道局によりますと、現在、市内で水道管の修理にあたる業者がパンクしている状態で、破裂してもすぐには直せないことがあるということです。凍った水道管は、気温が上がると氷が溶けて管の裂け目から漏れるおそれがあることから、ガス水道局では状況を確かめるよう呼びかけています。
ここ数日の強い寒波によって、凍った路面で転ぶなどして、ケガをする人が増えています。上越地域医療センター病院によりますと、気温が低下した23日(月)から25日(水)までの間、転倒して打撲や捻挫した人が一日4~5人ほど受診しているということです。凍った道路を歩く時はどうしたらよいか?センター病院のリハビリテーションセンターにききました。
副リハビリテーションセンター長 大竹朗さん
「まずは安定することが第一。歩幅は小さく、肩幅に足を広げる、足裏全体でつくことを意識してほしい。履物も重要なので、なるべく滑らないものを選んで」
週末は再び強い寒気が入り、土曜・日曜の最高気温は1℃となる見込みです。引き続き、路面や水道管の凍結に注意してください。
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