2023年01月25日 17:02更新
厳しい寒波に見舞われるなか、日蓮宗伝統の寒修行が行われ、上越市高田地区の雁木通りに太鼓の音や読経の声が響き渡っています。
寒修行は日蓮宗の僧侶や檀家の人たちなどが無病息災、家内安全を願いうちわ太鼓を叩きながら夜の町を回ります。
毎年大寒に合わせて始まり、24日(火)は高田地区でマイナス3度、時折吹雪く中およそ20人が参加しました。
一行は8つのグループに分かれ、寺町3丁目の常国寺を出発。大町や仲町、東本町などを歩き、雁木通りにうちわ太鼓の音と「南無妙法蓮華経」を唱える声が響き渡りました。
道中、家の前ではお布施が寄せられました。
参加した小学生
「1年か2年生のときから参加している。歩いて運動になるし、人の役にも立ててよい」
寒修行は91年前の昭和7年に始まり、戦時中も途切れることなく続けられましたが、今年はコロナ禍で3年ぶりとなりました。
常国寺 丸山寿一 住職
「先代、先々代からずっと続いている。(参加者)身体健全や家内安全などいろいろな思いで参加しているので、その思いが(修行の)15日間で完成されるようになってほしい」
寄せられた浄財の一部は上越市社会福祉協議会に寄付されます。
寒修行は2月3日節分までの毎日行われます。
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