2022年11月28日 16:32更新
上越市出身の童話作家、小川未明の生誕140周年を記念した市民ミュージカルが27日(日)に上越文化会館で上演され、オーディションで選ばれた41人の熱演に大きな拍手が送られていました。
ミュージカルは「月の明るい夜に」と題し、小川未明生誕140周年に合わせて上越文化会館が企画しました。ステージに立ったのは、オーディションで選ばれた小学2年生から74歳までの41人です。稽古は今年7月からおよそ5か月間にわたりました。
主役の小川未明役には、前市長の村山秀幸さん、娘の鈴江役は上越市立高志小学校4年の籠島碧緒さんが演じました。
脚本は劇団四季のミュージカル「アナと雪の女王」の和訳などを手掛けた脚本家、高橋知伽江さんの書き下ろしです。未明童話の「月と山兎」、「月夜と眼鏡」など、月をテーマにした5つのパートが演じられました。
来場者
「(ウサギが)かわいくてよかった」
「コロナ前は文化会館によく来ていたがずっと来れなかった。本当に素晴らしかった」
小川未明役 村山秀幸さん
「恥ずかしがってスタートしたが、今はうれしい気持ちに変わった。未明さんのおかげ。(未明作品)思いが深く1、2回読んでも分からない部分もあるが、(未明)意識して演じたことは確か」
娘の鈴江役 籠島碧緒さん
「未明さんが作った本の中に入り込むことが難しかった。みんなの力が心に集まって劇を終えられたことがうれしい」
上越文化会館では、今後も小川未明生誕の節目などに市民劇を上演したいと話していました。
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