2022年11月15日 17:40更新
アメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げるロケットに上越産コシヒカリの種もみを載せて、コメ作りしようという壮大な計画が上越市立東本町小学校ではじまります。
これは上越市の建設会社田中産業が東本町小学校に提案して取り組むものです。
計画では来年1月アメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げるロケットに、上越産コシヒカリの種もみ100粒を載せます。
スマート農業に取り組む田中産業が、田んぼを管理するために使っている人工衛星サービス会社を通じて、NASAアメリカ航空宇宙局とつながったということです。
打ち上げたタネモミは国際宇宙ステーションISSで1か月間保管したあと、地球に戻して来年3月に学校で発芽させ、5年生が田んぼに植える予定です。
学校ではこの計画を「KomeTane宇宙プロジェクト2022」と名付けました。
この後、5年生が宇宙に送るコメの名前、キャラクターを考えてラベルにしタネモミを入れる箱に貼り付けることにしています。
田中産業によりますと、宇宙で保存されたタネモミがイネの出来具合にどう影響するのか、それは分からないということです。
田中産業 田中朗之常務取締役
「この取り組みが農業や宇宙への興味につながってほしい。戻ってきたコメを上手く育てて、みんなでおいしく食べたい」
学校では、宇宙から戻ったタネモミをコメ作りの「原種」にして、代々、増やしていきたいと話しています。
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