2022年11月12日 18:15更新
上越市の地域創生について学んでいる関根学園高校の生徒がきょう12日、地元を活性化させるための取り組み内容を市に提案しました。
関根学園高校特進コースではことし5月から東京都内の専門学校と協力し、上越市の魅力や課題を考えてきました。生徒は8月に専門学生を上越に招き、翌月は東京都内の渋谷や浅草に行きそれぞれの地域の違いを調べてきました。
きょうは活動を通してまとめた上越市の地域活性化に向けた取り組みについて上越市役所の企画制作部へ提案しました。
こちらのグループが提案したのは観桜会の規模を大きくした「高田桜城(おうじょう)フェスティバル」です。現在の観桜会のさくらステージを陸上競技内で行い、インフルエンサーや人気アーティストによる音楽ライブを行うことで多くの人が集まると考えました。
また、有料のライブ配信を行うことで、感染症対策をとりつつもより多くの人に上越市を知ってもらえるきっかけになると話します。さらに、高田駅から高田城址公園までを歩行者天国にして、上越の名産を並べることで他の地域にはない独自性が出せると提案しました。
このほか市が行うイベントは一部の地域だけが盛り上がる傾向にあるとしてメインの会場とは別の地域でも同時開催することで市が一体となったイベントになるのではないかといった提案も上がりました。
提案した生徒は「様々な地域の特徴を知ることが出来て勉強になった。上越は何もないと思っていたが活動を通して視野が広がった。」と話していました。
提案を聞いた上越市企画制作部の小谷誠さんは「自分たちは予算の上で案を練ることが多いので高校生たちからの斬新なアイデアに驚いた。今回を機に若者と一緒に市のPRをしていきたい。今後の一つの案として活用させていただきたい。」と話していました。
この取り組みは関根学園が5年前から行っている越境キャリア教育の一環です。生徒が普段関わることのない人との関わりの中で自身を見つめなおす狙いがあるということです。
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